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相木快弥と糸麦の共同ブログです。ポケモン擬人化メインな自己満足ブログです!
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続きより読めます


「ハクタイシティ、ですか」
「シンオウ地方だから、懐かしい土地ね兄さん」
 
ギィ…風藍が腰掛けているイスが軋む
それは少々ボロついているからだ
そんなイスに腰掛けている風藍と近くで立つ幽藍が
まじまじと見ている手紙
 
それは探偵をやっている風藍達にとっては当たり前であろう
依頼の手紙なのは言うまでも無かった
 
頼まれた内容は実にシンプルであった
 
"ハクタイの森にある、森の洋館で最近不可解なことがあります
 森に住む私達では洋館に近づくことさえできないため、是非調査願います"
 
こんな離れた土地にまで我らの名が通っていること、
そしてわざわざここにまで依頼してきたほどの話
 
これは、やらねばなと風藍は静かに誓った
(糸麦)


「ハクタイ?」
「ええ、さっき風藍から電話があったのよ…」
「で、俺たちも来い、と?」
「えぇ…」
 
ここは、フタバタウン。
風音や焔風たちは、普段通りに過ごしていた。
そして、風藍たちに頼まれた依頼が、風音に連絡がきた。
風音たちは、こうしてごくたまに、風藍たちを手伝っている。
 
「ハクタイ、かぁ……」
「ほら、用意して!行くわよ」
「へーい」
 
風音と焔風は、ハクタイシティへ向かった。
(快弥)

 ハクタイの森にいるポケモンらに
先に来ていた風藍は話を聞いていた
 
「僕ら擬人化魔法をしても、力がないからこの木のせいで入れないんです」
「だから自分らにと」
 
話の矛先がだんだんとわかっていった
 
まず、夜中に謎の笑い声が聞こえるのと
時たま晴れの日でも雷のような音が聞こえる
また、何とか入っていった仲間が全員青ざめて帰ってきたこと
 
不気味すぎるそんな洋館の前に幽藍といると
愛妻の影が見えてきた
(糸麦)


「風藍、久しぶりー!」
 
風音は、風藍に近づいた。
それに、焔風も着いていった。
 
「風音、久しぶり。焔風も」
「あぁ、久しぶり」
「お久しぶりです」
「おお、幽藍、久しぶり」
 
お互い違うところに住んでいるため、
会うのが久しぶりである。
 
「で、俺たちは何すればいいんだ?」
「とりあえず、中の調査をしないといけません」
「だな。でも、この洋館昼間でも不気味だな」
 
焔風はそう言い、洋館を眺めた。
確かに、今は昼なのに、洋館のまわりはやたらと暗い。
(快弥)


「…まぁいいか。おらっ!」
 
洋館を見ているだけでも怖気つきそうだったが
それを隠すように焔風は頭をふり
火炎車で洋館を遮る木々を蹴散らす
これで道は開かれた
 
「お気をつけて…」
「はい、いってきます」
 
心配そうなポケモンらに風藍は微笑むと
洋館全体を人睨みして、入っていく3人の後を追った
(糸麦)


「あー、やべ、これやべぇわ」
 
焔風が入り口の前で立ち止まった。
 
「焔風、どうかしましたか?」
 
風藍が聞くと、
 
「んー、やな予感がすんげぇする」
 
と言い、洋館のドアノブを握った。
 
「行くぜ!」
「はい」
 
ドアノブを回し、洋館へ入っていた……。
(快弥)

 ギィ……
 
風藍のいつも腰掛けているイスよりも
遥かに不気味で大きな音が扉からした
老朽化が結構進んでいるようだった
 
「大きな館なので本当は分かれて行動していですが…」
「何が起こるかわからない、ね兄さん」
 
あぁ、と風藍は頷いて、一歩先に出ると
後ろの3人を守るように左腕を伸ばした
 
2、3回首を左右に振ると、最後に深くゆっくり頷いた
 
「何してんだよ」
 
焔風が不思議そうにしているが、他の2人は
その行動に納得をしているようだった
 
「なぁアレ、一体何してんだ?」
 
一人わからなくて不愉快になったのか、風音に聞くと
いつもは笑っている風音が無表情で答えた
 
「霊が何人いるか数えているのよ」
 
ゴーストタイプ特有の霊感を感じながら
(糸麦)


「へぇ……」
 
焔風は納得すると、まわりをキョロキョロし始めた。
 
(何だ、この誰かに見られてるような視線。
それと、胸騒ぎ)
 
「焔風…?顔色悪いわよ」
「え、ああ、大丈夫だ」
 
風音に心配され、何ともないと返事をする。
 
「さぁ、進みましょうか」
 
風藍は、そう3人に言い、前へ進んだ。
 (快弥)


正面―一階―の方に行くと
大きい机…恐らくは食事をするところになっていた
 
「左は、台所ですね」
 
風藍がそういって右をふと見たとき
好奇心で焔風は台所をのぞくと…
 
「うわぁぁぁあぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!」
(糸麦)

 焔風が叫び声をあげた。
 
「……はぁっはぁっ……くっ」
 
何かを見たのか、顔が青ざめていて、
呼吸もおかしくなっている。

「焔風?!焔風、大丈夫?!」
「はっ、けほっ、い、一応……」
「何かいましたね、きっと」
 
風藍は、台所へ入っていった。
(快弥)


「ッシャドーボール!」

その声に風音は驚いた
あの話し合いを好む風藍が入った途端に攻撃をしたのだ
 
仮に相手がいたとしても、いなかったとしても
それはいつもの風藍だったら到底ありえない
 
つまりは
 
「…何かがあるわね。幽藍、焔風を入り口まで」
「わかった」
 
幽藍に焔風の処置を頼むと
風音も台所まで走っていった
(糸麦)

「風藍、どうしたの?!」
「いました」
「いたって、霊…?」
「えぇ、でも、普通の霊じゃない…」
 
悪霊に近い霊。
 
「でも、いないじゃない」
「どっかに、消えたんでしょう。
多分、また現れるでしょう」
「そうね」
「風音」

風藍は風音の名前を静かに呼んだ。

「……」
「行きましょう」
「……えぇ」
 
2人は奥へ進んでいった。
(快弥)

「ねぇどんな霊だったの?」
「質素な服を着たお爺さんでした。執事のような…」
「ゴーストポケモンじゃないの?ゲンガーとか」
「いえ、…人間だったようです」
 
そこで夫婦の言葉は途切れた
 
そう目の前に
 
少女がニヤリと包丁を持って立っていたからだ
(糸麦)

「風藍……」
「えぇ…」
 
夫婦は少女を見た。
 
『ねぇ、アナタたち誰?
何しに来たの?』
 
少女はそう口を開き、2人に言った。
(快弥)

「この館を調査しにきただけです」

風藍はそうやって風音をそっと抱いて守るように言った
 
しかし少女はこのうちのどれかが気に入らなかったのだろう
 
『どうせそうやって、館をき傷つけにきたのでしょう?
 許さないわ、ロトム…ロトムが…フフフ』
 
そう言って少女はおそいかかってきた!
(糸麦)

「怪しい風!!」
 
風音はとっさに、少女を攻撃した。
 
『フフフフ…』
 
不気味な笑い声を言った、その瞬間少女は姿を消した。
 
「これは本当に解決しないとダメですね」
「えぇ……」
「兄さん!」
 
すると、台所へ、幽藍がやってきた。
 
「幽藍、どうかましたか?」
「焔風が。焔風がおかしいの!」
「焔風が、どうかしたの?」
「女の子が、刃物を持ってっとか、言ってるの」
「状況が悪化しましたね」
「えぇ、とりあえず、焔風のところへ行きましょう!」
 
3人は、焔風の元へ急いでいった。
 
そして、その3人の姿を見ていたものが…。
(快弥)

「ッ!」

何かの気を感じて風藍は睨みつけるように振り向く

先ほどの老人だ。しかし今度はニタニタと少女と同じような
不気味な笑みを浮かべていた

何かを察したように風藍と風音は頷き合うと

「「怪しい風!」」

夫婦で同じ技を同時に使い、館全体を攻撃する

そう、老人に攻撃は無駄と考えたのである
(糸麦)

 だが、また老人は消えた。

「やっぱり、駄目ね」
「だけど、欠点は必ずあるはずです」
「その前に、焔風のところへ行きましょう!」
「はい」

2人は急いで、焔風のところへ行った。
焔風のところへつくと、2人は驚いた。
焔風の状態が悪化していたのだ。

「……くっ、はぁ…っ…」

呼吸困難にも陥っていた。
(快弥)

「…これはまた厄介な」
 
風藍の言葉は
決して焔風を足手まといと思っているからの発言ではない
本当に厄介な状況に陥っていたからだ
 
その厄介な状況とは
 
「…兄さん、とりついてる」
 
焔風の周りから放たれる気からも伝わるように
悪霊が取り付いてしまっているのだ
たとえゴーストタイプでもお祓いが得意などとは限らない
むしろその手のことならば、エスパータイプの方が
専門とする者が多いのだ
 
その専門家さんもいない状況
しかも4人のうち3人がゴーストタイプ。悪霊が
好んで取り付くわけもない。焔風の周りに
4人分の悪霊がまとわり付いている
 
"下手をすれば命が危うい"
 
そんなことココにいる誰もがわかっていた
静かに手を握る力を風藍は強めると
幽藍の方を向いて
 
「幽藍、ここに居る老人と少女を倒せ。手加減無用だ」
「わかった」
 
バッ、と感覚で特定した、老人と少女がいる方向に
指差して命令すると、幽藍は躊躇せずに走り出した
 
戦いが始まる
(糸麦)

「私は、他の部屋を見てくるわ」
 
風音は立ち上がった。
 
「風音……」
「わからないけど、何か怪しい部屋があるのよ。
何か見てるような……。
その部屋に行けば、何かわかるはずなのよ」
「……わかった」
「焔風をお願いね」
「風音」
「何?」
「気をつけて、行ってください」
「わかってるわ」
 
風藍はそう言うと、風音は2階の階段を上がった。
 
そして、部屋へ続くドアを開いた。
 
ギィィィィィ
 
そこには、5つの部屋があった。
風音は、その部屋1つ1つの前に立った。
 
「この部屋…」
 
風音が何かを感じとった部屋は、右から2つ目部屋であった。
 
「何かあるわ」
 
そう呟き、風音はその部屋を開けた。
 (風音)

「…ぐぁ…すまない…」
 
焔風が胸を押さえつけて謝ると
ただ静かに風藍はその手の上に
自らの手をそっと重ねる
 
「今は、耐えてくれ。仲間に専門家がいる。
 彼ならば察して来てくれるだろう」
「…仲間…だと?」
「あぁ、新たな地方で共に住む仲間だ。」
「そうか…うつ、みは元気か?」
「とても元気だよ、たくましくなってきてるさ」
「ょか…た」
 
それで安心したかのように焔風は眠りに付いた
我慢の臨界点が突破したな、風藍はそう思うと
後ろを振り返らずに少し強い口調で喋った
 
「朧、相変わらずひねくれているな」

その言葉でゲンガーが一匹風藍の影から現れた
影から現れたゲンガーの憎たらしい笑いに風藍は
ほんの少しだけ不愉快な顔をすると
 
「まぁまぁ、落ち着いてくださいなぁ、旦那さんよ」
「これでも僕は落ち着いている方と思ってはいるが」
「そんなこと言う人ほど焦っているとかいいますけれど?」
「…もういい、どうせ僕が家から出た時から影に潜んでいたんだろう?」
「えぇ、ゲンガー特有の能力ですもの、宝の持ち腐れはいけないことで」
「ともかく、お前の力で治してあげてくれ。催眠術を使って眠らせたんだろう?」
「全く旦那にはかまいませんねぇ?
 この俺には夢喰って帰ろうかともいう選択肢だってあるというのに」
「君は夢喰いを覚えていないだろう?」
「相変わらず仲間の事は把握しているのですねぇ。しゃあない旦那の知人だ助けましょう」
 
長い長い言葉の掛け合いの元、ゲンガーこと宵闇朧は
笑いながら焔風の近くに立った
 
「こりゃあまた、無駄に霊がとりついてますねぇ」
「連れがゴーストタイプばかりでな。唯一別のタイプの焔風に集中したんだ」
「それもあると思いますが、主な原因は暗い過去に霊が擦り寄ってきたんですぜ旦那」
 
朧に状況はすぐにわかっていた
宵闇朧は風藍ら探偵団の中でもトップクラスで怪しさと秘めた力を持っている
戦闘に関しては恐らく探偵団では中くらいだが(他が強すぎる)
こういった治療や相手の精神への攻撃は最強とも言っていいのだ
 
彼が不意に焔風の前に手をかざした
 
その時だった
 (糸麦)

 「この部屋……」
 
風音はおそるおそるその部屋に足を踏み入れた。
 
「ここできっと何かあったんだわ」
 
そういうと、部屋を見渡した。
すると、壁にかけてある絵に目がいった。
 
「この絵……」

その絵を見ると、この館にすんでいたであろう人物の絵があった。
そして、その人物の目は赤く染まっていた。
 
「これ、血だわ……。
……あれ、この視線」
 
その瞬間、開いていたドアが勝手に閉まった。
そして、あたりが急に血生臭くなった。
 
「厄介なことになったわね。
何かがあるわ」
 
そういうと、風音は壁にかけてあった絵をとり、
床におき、手をかざした。
 
「ここに答えがあるはず…!」
 
そのときであった。
風音を不気味なオーラが纏った。
 
「必ず、何かある」
 
風音は目を瞑り、過去の状況を探った。
(快弥)

「ぎゃあぉぉぁあ!!!」
 
誰もが気持ちの悪いと感じる声が焔風の周りから木霊した
風藍は思わず一瞬耳を塞ぐと、朧はニヤニヤと笑いながら
 
「旦那ァ、幽ちゃんはどこに?」
「風藍は老人と少女を倒しに行っている」
「そうかい。まぁ幽ちゃんなら大丈夫でしょう。だけれど早くして方がいいですよ」
 
何せこんなにも悪霊が暴れているんですもの
と朧は焦るどころか、ケラケラと笑い始めた
 
「…やはり老人と少女は関係があるのか」
 
人が苦しんでいる所を見て笑う奴がいるか!
彼に出会ったばかりの風藍ならそういうのだが
もう慣れたのだ。これでも朧なりに焔風を心配しているのはわかっている

「はいもうばっちり。この館の悪霊は全て老人と少女に殺されたもの
 で、その老人と少女を操るのがロトムというもんですよ」
「…ロトムか…」
 
あの少女が言っていたことをふと風藍は思い出す
 
「まぁ旦那でも簡単に蹴散らせれる程度の強さでしょう
 軽く絞っておいて悪戯はやめろって説教すりゃあいいさ」
「そう…だな」
 
朧がそうやって言い焔風の方へゆっくり首を戻すのを
風藍は見ながら、ただ焦りを募らせていた
 
早く、幽藍よ、我が妹よ、早くしてくれ!
(糸麦)

 「そうなのね…」
 
風音は目を開けた。
すると、不気味なオーラは消えていった。
 
「さっきから、視線が気になってのね」
 
風音は壁に向かい、
 
「怪しい風!!」
 
すると、隣の隣の部屋まで、穴が開いた。
そして、その部屋まで風音は走った。
 
「いるんでしょ?」
 
その部屋にはテレビが置いてあった。
 
「ジャドーボール!!」
 
目の前にあるテレビに攻撃をした。
すると、
 
『無駄だよ』
 
という声がした。
が、もうそこには何もなかった。
 
「逃げられた!」
 
(このままだと本当に危ない!!)
 
風音は部屋を出、、また気配を探り始めた。
(快弥)

「兄さん…と朧さん」
 
早くきてくれとの願いがかなったのか
幽藍は無傷で2人の前に現れた
 
「やぁ幽ちゃん、どうだった?」
「簡単に倒せた。だけど、ロトムは逃がしてしまった」
 
朧の存在に幽藍は特に驚くことなく
ましてやまるですべて把握しているような質問に
すごくに口を開いて答えてしまったのだ
 
「幽藍、あの2人は結局なんだったんだ?」
「悪霊の一つ。お祓いではなさそうだから無理矢理消したの」
「まぁ旦那、結局はロトムを仕留めないとこのバクフーンは助けれないんですってね」
 
ロトム、か
なんとかしなくてはと、風藍はいきりたつ
 
その瞬間だった
 (糸麦)

「そっちに、ロトムが逃げたわ!!」
 
風音が2階から3人に言った。
すると、その通りロトムはその3人の前をすばやいスピードで通った。
 
「逃がさないわ!!怪しい風!!!」
 
すると、ロトムに当たったのか、ドンッとい音が聞こえた。
 
「命中したかしら」
 
そして、風音は1階に降りた。
(快弥)

ガタン!何かが階段から落ちる音がしたため
3人は振り向くと
 
「…く…」
 
予想通りロトムがいたのだ
そこにイライラしていたらしい風藍がロトムに掴みかかり
 
「今すぐ焔風の…「旦那」
 
叫んだのだが朧が突然止めて、ロトムを離す
 
「朧!」「旦那は黙っておいてくださいな」
 
いつもよりも低い声の朧に思わず風藍は黙る
 
「シャドーボール」
「ギャァァァァァァァァ!!!!!!!!!」
 
そして、ロトムをつかんだ手でシャドーボール…
 
つまり零距離攻撃を仕掛けた
 
それにロトムは耐えることができず
命を落としてしまったのは言うまでも無いだろう
 
途端に焔風の周りの悪霊…いや館中の悪霊は消え
館に静かに月光が戻ってきた
 (糸麦)

「……ぅ…あ?」
「よかった!焔風、大丈夫?」
「あねき…?」
 
暫くすると、焔風の意識も戻ってきた。
 
「大丈夫みたいですね。焔風…」
 
風藍たちも安心した。
 
「……なんか、おもかった…」
「……?」
「いろんなひとのおもいがこうさしてて……、
すんげぇおもかった……。」
「焔風、もう大丈夫よ」
 
風音は焔風の手を握った。
 
「ありがと……」
 
すると、焔風はまた眠りについた。
 
「相当、疲れてたみたいですね」
「そうね…。でも、よかったわ、無事で。
……で、これからだわ」
「……?」
「どうするの、この館…」
 
と、風音は風藍に言った。
(快弥)

 「残しておきましょう」
「…え?」
 
予想外の答えだったんだろう。風音は目を丸くする
だが朧はその答えに満足したらしく、誰にも気づかれること無く
再び影に潜んでしまった
 
「彼らの心を癒すために、残すのです」
 
だが風藍のこの答えは朧のせいで動かされたわけではない
 
彼の優しさが導いたのだ
 
その優しさがきらめくように館の月光はさらに光を増した
 
終わり
(糸麦)

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