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相木快弥と糸麦の共同ブログです。ポケモン擬人化メインな自己満足ブログです!
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続きです

今回も短めっ



私達が乗った船は、かなりの大きさを誇っている

豪華客船、そう呼んでもいいくらいの船だった

こんなに豪華な客船は主と10年前に旅した時にクチバで乗った船以来だろうか

02:早すぎる再会

「わぁすごい!」

私と風璃に与えられた船の個室。そこの窓から見える海の景色と
段々遠くなっていく私達がいた地方。その景色に風璃は驚きの声を響かせていた
だが、感情は驚きや喜びではなく無表情。何で私はこの子がこんなことになるまで
気づかなかったのか、と悲しくなっていきそうだったが、それを治すために
冒険と独立を始めたんだと思い出し、ふと飲み物を買ってこようと考えた

「風璃、飲み物を買ってくるから待っていなさい」
「わかった」

景色を楽しみたいんだろう風璃は着いて行きたいなどの要望もせず
私の声で後ろを振り返った後はまた窓の方を見ていた



さて、店はどこだろうかと歩くが、まばらに他の人が歩いているだけで
それぞれの方向が違う。店で物を買ったらしき跡はない上
自分から知らない人に話しかけるのは、どことなく躊躇をしてしまう

「お困りですか?」
「え?あ、はい」

突然の声に驚きを隠せなかった。後ろを振り向くとゲンガーの青年が立っていた
…まぁ恐らく自分とほぼ同年代と思われるが、どうも胡散臭い雰囲気を持っている
だが折角の親切なので、店の道を聞くこととした

「あの飲み物が売っている店はどこでしょうか…?」
「それだったら、あの先を右に曲がればいいですねぇ」
「ありがとうございます」
「いえいえ」

やはり胡散臭い雰囲気を持っているが、親切に教えてくれた
…疑いそうになったが、軽く道の先を見てみると確かに店があったので
どうやら本当に親切だったらしい

ゲンガーの青年はいつのまにかいなくなっていた
恐らく自分の部屋にでも戻ったのだろう。今度会ったときは
何かお礼をしたいものだと、親切にされた喜びを少し持ちながら店の方へと足を運ばせて


お茶を2つ分買って風璃の部屋に戻ると、風璃は窓をまだ見ていた
そんなに凄いのだろうか?とお茶をテーブルの上に置いて覗くと
綺麗な海と見たことの無い土地が薄っすらと進行方向にあった

あの土地こそが冒険の舞台なのだろう

「さぁもうすぐつくな。楽しみか?」
「うん、とっても楽しみ!」

冒険は風璃の好奇心をくすぐるものなんだろう
丁度到着の放送を鳴っている。買ってきたお茶を風璃に一つあげて
船内を降りると、そこに広がる町は少し広々としていた
見たところノーマルタイプが多い土地だった

「お父さん、ここ何ていう町?」
「ん?なんだったけなぁ…」

主さえも行った事がない土地。船内でタウンマップを購入すべきだったか

「クラウン地方、ホワイトシティ。
 ノーマルタイプが住む港町

 だってさ兄さん」

…何か聞き覚えのある声がしたが気のせいだ
自分の妹の声がしたが絶対気のせいだ。気のせいであってくれ

「あれー?幽藍お姉ちゃん何でここに?」
「……幽藍」

だがそんな願いは一発で砕け散った
サマヨールの少女…我が妹「紫田幽藍」が何故ここに?
そんな疑問は風璃も同じだったらしく
遠慮なく幽藍に質問をしていた

「面白そうだったからついてきた。主様に兄さんに似た装備をもらってね」

幽藍は別に何とも思わずに答えてくれた
…ベルト2つに財布と丸めた服があった。ポケギアはなさそうだな
このあんまし考えたりしない妹のことである。多分自分らについていけば
強い奴と戦えるとかそういう単純な魂胆だろう。…しかし
私も風璃も戦闘はあまり好まないので、妹がいれば、旅も心強いかもしれない

「…まぁいい。幽藍よあまり騒ぐなよ」
「それは私の勝手」


…この旅でこの子の自己中も治ってくれれば嬉しいだけどなぁ

あとがき
プロローグ的な一章でした
次回からは二章をお送りいたします
開始早々ちょっと暗いような、暴力的な話なので注意を

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